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いきなり大都会・ロサンゼルスに引っ越してきた田舎者主婦・わにのトホホ日記


by shiro_wani
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NewsweekとLA Times 

 先日、ぶっつけられて割れたミラーの修理に、プリウスをもって行きました。2-300ドル程度かな、と予想してたのに、実際には$460もかかって、ちょっとショック。何かと、お金の掛かる街だ(TT)

 いまや、プリウスは我家の唯一の車なので、置いて帰るわけにはいかず、待合室で数時間、持参の今朝の新聞やら、置いてあった古雑誌などを隅々読んだのですが、そこにあった数週間前の「Newsweek」誌に、ちょっと気になる記事が。原文のリンクはここ

 今や、ディズニーの「お姫さま」ビジネスは、2000年に始まって以来、$4billionを稼ぎだした巨大なドル箱。一軍は白雪姫、シンデレラ、「眠れる森の美女」のオーロラ姫、リトルマーメイドのアリエル、「アラディン」のジャズミン、「美女と野獣」のベル、二軍にムーランとポカハンテスのやや地味プリンセスが、そのメンバーで、公式サイトはこちら。お姫様に憧れ、グッズやコスチュームで、お姫様との一体化に馴染んだ世代が成長し、今や娘と共に、お気に入りプリンセスを楽しむ。映画「Enchanted(邦題:魔法にかけられて)」が、独走するのも、当然だという気がします。

 お姫様ビジネスは、子供向けだけにとどまらず、映画の中のお姫様をイメージしたウェディングドレスが売り出され、売上げ好調だという記事ですが、ここで気になったのは、プリンセスに憧れる下流、中流女性に人気という部分や、その書き方に、見下し視線を感じ取ってしまった事。ディズニーのお姫様の魅力の一つは、シンデレラに代表される、召使からプリンセスへ、という下克上(でも、アラディンは逆玉よね)。ディズニー・プリンセスのウェディングドレスを買う人には、上流への憧れ、ディスニーのお姫様たちのようにハイクラスにのし上りたいという願望が秘められている、のだとか。なんか、単細胞な考察だなぁ。正真正銘の本物、日本最高のお姫様のウェディングドレスは、アニメのお姫様に影響されたものだったけど、そこはどう説明するのかね?ところで、ディズニーお姫様ドレスはここから見れますが、私は素敵だと思うわ。

 私がこの記事に感じた違和感は、私がずっと、The LA Timesに抱いていた違和感と同じもの。だから、今日はやっと、その理由が解ったような気がしました。映画スターなど、世界的な大金持ちの住む街、LAには、ビバリーヒルズなど世界有数の高級住宅地には途方もない豪邸が建ち並び、ロデオドライブには超高級店が軒を連ねます。私の住む家は、サンタモニカ市営空港に近いので、ひっきりなしにプライベートジェットが上空を横切っていきます。勿論、LA住民の全てが、そんな世界に生きる金銭的上流階級ではありません。むしろ、そうではない方が大多数でしょう。が、私が常々、LAタイムズに感じてきた違和感は、この新聞が、その大多数ではなく、裕福な住民の目線で、紙面作りをしていると感じたから、と、気付いたのです。

 Newsweek誌の、上記の記事が暗に、アニメキャラと同じドレスで結婚式なんて上流ならしないよね、プッw、な、雰囲気は、The LA Times紙でも、しばしば感じ取られるものと似ている。そこが、私に居心地の悪いような気持ちを抱かせたのだと思います。それはわにこちゃん単なるヒガミだ、と、自分でも思いますが、いくら好きな言葉は「安い、もらう、タダ」(ヲイヲイ)の私でも、お金さえあれば「上流」っていう、アメリカの金銭的上流にひがむほど、落ちぶれてないつもりなんだけどな。
by shiro_wani | 2007-12-04 20:01 | LAの日常茶飯事