いきなり大都会・ロサンゼルスに引っ越してきた田舎者主婦・わにのトホホ日記


by shiro_wani
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ジョージ・C・ページ博物館

 昨夜は強風で、夜中に停電になってアラーム装置がご乱心し、犬猫がコーフン。おかげでよく眠れなかった… 今日も朝から、どよ~んとした曇り空でしたが、負けずに息子達と一緒に、ジョージ・C・ページ、タールピッツ(タールの穴)博物館へ行きました。博物館周辺は、天然のタール(アスファルト)鉱で、今でも、タールがぶくぶくと湧き出ており、タールの沼で外気から遮断された遺骸が、大変に保存状態のよい骨格化石を作り出します。ここは、世界最多の氷河期の化石発掘現場でもあり、毎年夏の二ヶ月間には、今もなお発掘が行われています。今年だけでも、新たに2000近くの化石が掘り出されたという、正に化石の宝庫。それらの中でも特に注目に値するものを展示したのが、この博物館で、現在発掘中の、発掘穴91も見学できます。判り難いけど、右下とその左上、赤い枠の中に化石の一部が出ています。
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 博物館では、たまたまツアーが始まったところだったので、ちゃっかり便乗しました。フランス語訛りの学術員さんの後について、主な展示の説明を受けます。現存の種よりもずっと大きなラクダの化石を前に、実はラクダは北米起源で、アフリカ、アジアへ渡ったのが今のラクダ、南米へ渡った種がアルパカ、リャマになったとか、セイバータイガーは実は虎じゃなくて猫だとか。巨大なコロンビアン・マンモスの完全骨格化石は、実は牙だけはレプリカで、骨と違って象牙はタールの中では上手く保存されないんだって。では、この象牙レプリカは何処から来たかというと、テキサスの洞窟で発見された同種のマンモスの化石のコピーだとか。

 今までに発掘された化石の中でも、多いのは狼のもので、4000以上が出ているらしい。なにしろ群れの動物なので、リーダーがタール沼に突っ込むと、グループみんなが突っ込んじゃうそうな。あほ…人間の骨は今のところ9000年前の若い女性のものが一体出ただけ。でも、これからの発掘で、まだ出てくる可能性もあり?数多いLAの博物館の中ではマイナーだけど、思った以上に、充実した博物館でした。ところで、おたくなわに親子が氷河期といえば思い出すのは、映画「Iアイス・エイジ」です。
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 マンモスのマニー、セイバータイガー(実はセイバーキャットだけど)のディエゴ、ナマケモノのシドが、母親を失った人間の赤ん坊を父親に返そうとする、氷河期動物版スリーメン・アンド・ア・ベイビー。劇場に見に行ったとき、前に座ってた、いかにもその筋の男性三人組が、ラストでは涙していたわ(遠い目)。

 この映画では、お調子者だけど憎めない、ユニークな姿のシド、実は虎サイズのディエゴよりでかく、すげえ爪を持つゴツい生き物であったことが判明。全然かわいくない!今良く見直すと、確かにデカいわ、シド。骨格化石などから、その姿を再現した像と息子達を比べると、映画の中の赤ん坊が実は巨大だったことが暴かれました。昔は、何もかもが大きかったのね~(んな分けないだろ!)
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 隣接の、LA郡美術館のカフェでおやつして、ミュージアム・ショップのぞいて、家路へ。美術館の売店は、全国規模でお店を出してるメトロポリタンはじめ、すっごく素敵なオリジナル商品が豊富なのだけど、ここのは少しガッカリだったわ。私にアートの楽しさを教えてくださったMさんに送るための「Fear No Art」カンペン・バッジだけ買いました。駐車場へ向かう途中、芝生にタールが湧き出ているところを若息子が見つけ、早速指を突っ込んでみる。わーっ!!!

 手を拭くまでどこも触っちゃダメ!きゃー、車触るな!服触るな!とわめく母に、「タールはお酢で洗ったら取れるって、あの学術員さん言ってたよ」と、しらっと言うクールな上息子。そういう問題じゃ無いんだいっ!
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by shiro_wani | 2007-12-20 09:01 | LA名所紹介