いきなり大都会・ロサンゼルスに引っ越してきた田舎者主婦・わにのトホホ日記


by shiro_wani
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2007年 11月 07日 ( 1 )

Los Angeles, 90210?

 今朝の新聞に出ていた地方版コラム。ビバリーヒルズの読者からの「ペットのミニチュア・ビーグルがコヨーテに食べられてしまった。こんな危険な野生動物が、住宅地を徘徊しているとは、市は一体何をしているのだ!」という怒りのメールに、新聞社は早速、調査を開始。まずはメール差出人と話すと、彼女の2千ドル(!)の犬が、なんと裏庭で食散らかされた姿で見つかったと。うちも、コロラドの家では裏にオスのコヨーテが住んでおり、毎朝、新鮮なウサギやリスを食事中の姿を見ましたが、この裏庭コヨーテ(我家では、Mr. カヨテと呼ばれていた)は、きっちり綺麗に食べちゃうので、残っているのは毟られた毛程度でした。ミニチュア・ビーグル、まずかったのか?

 愛犬の変わり果てた姿に動揺する飼い主さんには同情しますが、コヨーテやピューマのいる地域では、たとえ自分の敷地内でも、夜間に犬・猫を放置は厳禁。コロラドで、愛猫がコヨーテに取られた!と、騒いでる人がいたけど、周りの反応は「んなもん、外に猫出すほうが悪い」と、冷たかったし、ゴールデンリトリーバーがピューマに襲われたときにも「気配を察して、さっさと逃げない犬がバカ!」だった。コヨーテにしろ、ピューマにしろ、あちらさんはプロなのだ。

 ともあれ、話を元に戻すと、新聞社に対し「$3millionも払って、90210地域に移ってきたのに」と、飼主。どうでもいいけど、住宅価格が〇〇〇〇(←放送禁止用語)なLA周辺、しかもビバリーヒルズで$3millionって、それほど大した家じゃないと思うんだが。ともあれ、新聞社はビバヒル市長のオフィスに連絡してみると「でも、そこ、うちの市じゃないんですけど…」
  へ?

 実は、郵便番号90210の一部はロサンゼルス市。郵便屋さんは心得ていて、宛先が、本当はLAなのに、Beverly Hillsと間違っていても、普通に届けてくれるんだって。これは大笑いショックだ。ビバリーヒルズとはいえ、豪邸と超高級店以外存在しない!わけはなく、普通にアパートもあれば、小さくて古い家も建ってるし、スーパーもディスカウント店もある。六麓荘以外の芦屋の大部分が、普通に郊外の市なのと同じ。道から家が見えないような豪邸は丘陸部にあって、平地部分は結構フツーってのも、芦屋に似てる?

 そういえば、わに一家も、90210の住所、温水プール付き、3寝室3バスルームに素晴らしい眺め、って謳い文句の家を見に行きました。にも拘らず、お手頃価格。これって絶対何かあるよね?うんうん、なんかワケありに違いない!と、言いつつ、不動産屋さんも興味津々なので、揃って疑惑の家に見物に行ってみたですよ。
 おお、いかにも!って感じの閑静な住宅街にひっそりと建つ、飾りタイルが美しい地中海風のお家。怪しい、めちゃくちゃ怪しすぎる!「ヒルズ」というくらいだから、ビバリーヒルズの大部分は、丘の上にある。この家も急な丘の上に建ち、庭のテラスからロサンゼルスの街と、遥かに太平洋を見下ろす素晴らしい風景…を、見ていて、ふと気付くと、お隣の家の下にぶっといコンクリの柱が数本にょっきりと。
「あれ何ですか?」
「家の基盤を支えるためです。この辺りは、地滑りしますから」
げ!と、思って、今立っている家の下を見ても、コンクリの支柱は見えない。
「この家には無いですね」
「ここは、数年前に補強剤を注入してあるので、大きな地震でも来ない限り、あと5年は大丈夫ですよ」

 すると、5年後もしくは地震の際には、家がズズズーッ!と、この坂を滑り落ちて行ったりするわけですか?何十メートルか下の道路まで辿り着いてやっと止まったり、もしかして、勢いづいちゃって道向かいの家に衝突するとか?いや、その前に、滑ってる間に空中分解?

  やだよ、そんな家!

「でも、だから5年以内に、お隣のように支柱を入れて、強化すればよいわけで」
「で、そのご予算は?」
「ざっと半ミリオン程度…」
  さようなら!!!

 ま、庶民なわに一家に「ビバリーヒルズ」の住所は似合わん、ということで、一件落着。
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by shiro_wani | 2007-11-07 14:49 | LAの日常茶飯事