いきなり大都会・ロサンゼルスに引っ越してきた田舎者主婦・わにのトホホ日記


by shiro_wani
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カテゴリ:本、映画( 5 )

 クリスマスを目前に、お店はラストスパート。昨日、夕方に乾電池を買いに近所の電気屋さんに行ったら、駐車場に入る車の列。つい先週、何百と並んでいた任天堂DSの売り切れサインに感心しながら中に入ったら、余りに長いレジの列見て、そのまま帰ってきました。乾電池一つに延々並ぶの、イヤ。でも今日は、買い物客の波には負けず、ショッピングモールの中の劇場へ映画見に行きました。「Golden Compass」、邦題は「ライラの冒険」です。反教会的作品として、カトリック教会がボイコットを呼びかけたというのが話題になったファンタジー大作。前評判は大きかったのに、興行成績がとほほで、打ち切りにならないうちに観に行かなくちゃ!ってトコ。
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 土曜だというのに劇場内はガラガラで、この間の「Alvin and the Chipmunks」の方が、まだ入ってた。ダメだ、こりゃ。プレビューも、「インクハート」と「ナルニア2」、「The Water Horse (邦題:のび太の恐竜…うそ)」、「スパイダーウィック」という、ファンタジーづくめ。どれもみんな、ハリポタ・シリーズの映画みたいだ。「インクハート」は、私の大好きな一作なのだけど、予告での感じは「勘弁してくれぇ…orz」でした。「泥棒の神様」映像化は、良かったのになぁ…(忍び泣)

 さて、問題の「ライラの冒険」




 やっぱ、ダメだ、こりゃ。


 背景やSFXは美しく、ニコール・キッドマンと、エヴァ・グリーンも美しく、脇役は名優が固め、お話そのものもしっかりしてるんだけど、主役の女の子が、全然「女の子」じゃない。トム・クルーズか、ニコラス・ケイジで、いいんじゃね?って感じの、強い、賢い、勇気凛々、ふてぶてしいスーパーヒーロー。どんな危険を目の前にしても全くたじろがず(ちったぁ怯えてくれたほうがカワイイのに…)、口八丁で相手を丸め込む、したたかさ。うちの息子が「ウソつくの上手いなぁ」と、感心していたわ。大きく譲って、アンジェリーナ・ジョーリー姐さんの役でしょ、これ。ライラ役の、ダコタ・ブルー・リチャーズは、将来美人になりそうな、整った顔立ちですが、子供らしさが全く感じられない。あんまり笑った顔が無かったから、そう思ったのかな。大人っぽさは、役柄には合ってるんだろうけど、全然「萌え~」は感じられませんでした。ライラ、本でも大胆不敵、なんだけど、映像にすると、そのクールなニヒルさが際立つというか…おじさん役で、ダニエル・クレイグが出ていますが、おじさんよかスパイの素質、ありそうよ。

 お待ちかねの「教会批判」に関しては、原作よりもずいぶんとウヤムヤになっており、無理やりこじつけでもしないと、悪の組織・マグネトリウム=カトリック教会とは見えません。つまんないの!騒いで、ボイコット呼びかけなんかして、宣伝しただけ無駄だったんじゃないの?って、思いました。

 ま、私的には、ニコール・キッドマンのファッションが素敵で、魔女役のエヴァ・グリーンが美しかったから、よしとするか…って、感じでした。「キングダム・オブ・ヘブン」以来、私は密かに彼女のファンなのだ。キャサ・ゼタお姉さまといい、黒髪のエキゾチックな美女、に弱い私。
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 ところで、この作品の面白いところは、教会批判と共に、人間にはそれぞれ「デモン」と呼ばれる動物が付き添い、その姿は、その人間の精神を表す、というところです。自分は何だろう?って、考えてみるのも楽しい。私は…やっぱワニ?
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by shiro_wani | 2007-12-23 08:27 | 本、映画

雨が降ります、雨が降る

 今日は一日中、ゲームさせないんだからね、お出かけよっ!と、意気込んだのも空しく、朝から雨だよ、雨。LAは、この季節が雨季…とは言っても、実際に雨の降ることは少ない、なんて言ったの、誰だよ!?!それとも、こういう日に限って滅多に降らない雨が降るほど、わたくしの日頃の行いが悪いと、でも言うのでしょうか?短気・トリ目・注意力散漫の三点セット装備の私にとっては、雨で視界が悪い、唯でさえ混んでいるLAの道が一層混む、のダブルアタックで、極力運転を避けたい状況に。本当は、Gardenaの日系マーケット(おっきくて、品揃えも凄いらしい)か、博物館にでも行こうと思っていたのに、遠距離を運転するの、イヤ。こないだの雨の日には、対向車にサイドミラーぶっつけられて割られたし…(ちなみに、この車は、私のだけではなく、私の後続車のサイドミラーもぶち壊して逃亡した。きーっ!!)

 だからといって、一日中家に居るのもつまらないので、近場の映画館に映画を見に行くことにしました。さすがはLA、映画館は沢山あります。うちから歩いていける場所にもシネコンがあるのですが、ここは子供向けの映画は滅多に上映しない、大人の劇場…と、いってもX-Ratedじゃないですよ~!ワインバー付で、ソファにゆったり座って映画を楽しむことのできる劇場なんです…って、言っても、実際行った事はないんだけどさ。で、センチュリー・シティーの劇場で、息子達が選んだのは、「アルビンとチップモンク」でした。ウソだといって…orz
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 ねぇねぇ、「アイ・アム・レジェンド」は?ウィル・スミス、かっこいいよぉ!「ライラの冒険」は?「ベオウルフ」は???と、アセる母など意に介さぬ、お子様な二人…と、思っていたら、実は上息子は、GFに「(チップモンクのうちの一匹)サイモンに似てる」と言われたので、気になってたらしい。隅に置けないヤツめ。ともあれ、この映画、日本ではあまり馴染みはないけど、アメリカでは1950年代から続いている、三匹の歌うシマリスの話で、実写+CGなのですが、CGのシマリス達が、全く違和感無く画面に納まっているのに感心します。「リジャー・ラビット」の時代から、凄い進歩だ。全く持って古典的なストーリー、かわいいシマリス、歌も楽しめたけど、やっぱ、お子様向け限定の感はあり。でも、アメリカ人にとっては、馴染み深いキャラなので、彼らがリアルに動き、活躍するのは、見ても楽しいものなのかも。ゲゲゲの鬼太郎、リメイクのたびに気になってしまうのと同じ?ところで、ヤッターマンが実写化とか!?!ドロンジョさまを日本人が演じるなんて、想像付かないんですけど…
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by shiro_wani | 2007-12-18 05:34 | 本、映画

どなどな…

愛車のトラック、ラム君を売ってきました…

 テキサスからコロラドに引っ越したとき、そしてコロラドから、ここLAに来たとき、家族と一緒に長い道のりを走ってきたトラックです。ビッグベンド国立公園、ホワイドサンズにカールズパッド、色々な場所を、一緒に旅してきたトラックです。大食いだけど、力持ち。ヒーターつきの椅子は寒い日にはお尻ポカポカで気持ちよく、無駄にいい音響システムを備えた、包容力たっぷりのラム君。でも、ラム君は、混みあったLAの細々した道を走るには、大きすぎる。コロラドの家なら、ちょこんと収まっていたけど
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LAのちっこい家のガレージには、収まらないどころか、車寄せの途中までしか入れない。
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 LAに来てから約二ヶ月、ずっと手放すことを考え続けていたのですが、ふっきりがつかないままズルズルきてしまいましたが、とうとう今日、家族で郊外の中古車センターに持って行きました。さよなら、ラム君…大都会じゃ、肩身の狭い思いして、思い切り走れなかったけど、新しいオーナーと一緒に、一杯楽しい仕事をしてください。いつかまた、田舎に住んで、トラックを運転したいな。わたしの、人生の目標が一つ増えました。目指せ、トラックばあちゃん!


 家族揃って、しんみりしてしまったので、ディズニーの家族映画、「Enchanted」を、観てきました。お伽噺の世界から、悪い継母によって現実世界に送られてしまったお姫様ジゼル、愛する彼女を追う王子様エドワードと、ジゼルの友達で勇敢なシマリスのピップ、悪い継母の手下が、ニューヨークのマンハッタンど真ん中で、追いつ追われつ、一連のディズニー・プリンセスものを、自らパロディーにしちゃったような映画です。「リトル・マーメイド」のアリエルの声だったジョディ・ベンソンは、ジゼルを拾ってしまった弁護士、ロバートの秘書、「美女と野獣」のベルことページ・オハラは、TVドラマの中の女優、そしてポカハンテスのジュディー・カーンが、子連れの奥さん役で出ています。
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エイミー=ジゼル、かわいい~!


 ロバートは、なんかちょっとショーン・ペン似なパトリック・デンプシー。くたびれた中年風の容貌が、いい味です。ここでいきなり、ジュード・ロウとかだったら、何処が現実やねん!?になっちゃうよねー。ジゼル役のエィミー・アダムズは好感が持てるし、シマリスのピップのCGは、リアルなのに可愛くて見もの。でも、この映画ゴキ〇リ苦手な人は見ないほうがいいです!大量のGわさわさシーンや、Gのどアップがありますよ~。場内でも「きゃー!」なんて、悲鳴が上がってましたw
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by shiro_wani | 2007-11-24 12:07 | 本、映画
 昨日は、ここのサーバーが一日中メンテナンスのため、サービス中止していましたが、私も風邪がぶり返し、ひねもすゲホゲホしていました。若息子も同じく風邪引きで寝ており、わに夫はオフィスに行ってしまったので、上息子は一日中好きなだけPCゲームで遊べて、たいそうハッピーだった模様。今日は家事をほっぱらかし、ごろごろと布団に包まって、古本屋さんでゲットした古い早川文庫のSF、ティム・パワーズの 「奇人宮の宴」と、シオドア・スタージョンの「人間以上」を読む。どちらも初読。ちょっとネットで検索してみると、二冊とも絶版になっているようで、一冊1ドルはお買い得だったみたい。「イリューニュの巨人」を売っ払った直後に、希少価値があると知って、ちょっぴり後悔だったのだけど、ま、いいか。「奇人宮の宴」は、世紀末後のLAを舞台にしたカルト教団から昔の恋人を奪還し夜討ちする男のお話、「人間以上」はミュータントSFの先駆けの一つといわれ、双方とも内容は結構どろどろしてるのに、ラストがみょ~に爽やかなのが呆気に取られるw

 それにしても、古いSFやファンタジーが、軒並み絶版になっているのは、寂しいことです。ハリポタの人気で、ファンタジー作品が増えたとはいえ、結局は魔法やヴァンパイア、超能力などの特殊能力を持ったエリートが主人公の、いわば「スーパーパワーもの」シリーズが多いような気がします。私は、そういったタイプはあまり好みではないので、昔の作品をひっくり返しては懐古厨と化しているのですが、息子達が今ハマっているシリーズは、先のティム・パワーズのような「スチームバンク」系な感じもあって、期待は大。「スチームバンク」とは、近未来を描いたサイバーバンクに対して、過去の世界的な舞台のSFやFT。文明の後退した「北斗の拳」の世界なんかも、この分野に含まれます。サイバーバンクの世界が現実になってしまった今のSFには、イマイチ物足りなさを感じる私には、歴史的な舞台に突拍子の無い設定の組合せに、ワクワクします。

 若息子のお気に入り「Vanpirates」が、正にそんな設定で、内容はタイトル通り、ヴァンパイアなパイレーツが活躍する海洋もの。その時代設定は21世紀末にも関らず、15-6世紀のような世界なのです。まだまだシリーズ序盤ですが、今後の展開が楽しみ。上息子のほうは「パーシーとオリンピアン達」シリーズが好き。こちらは、現代に生きるポセイドンの息子、14歳のパーシー君が、何かと面倒を起こすギリシア神話の面々を相手に奮戦するファンタジー。年の近い主人公、パーシーに共感するところも多いようです。

 思えば、ハリポタ・シリーズだって、時代は現代とはいえ、全てが、孤立したヴィクトリア朝的な学校の中での隔離された世界でのお話で、インターネットもコンピュータも存在しない世界。ある意味では、これもスチームバンクなのかも?
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by shiro_wani | 2007-11-19 03:12 | 本、映画

わにの読書感想文

 旭屋書店さんから、注文していた本が届いたとお電話があったので、いそいそと取りに行きました。一冊は、日本でも出たばかりの「とりぱん」4巻と、大学院時代のお友達…と、言うにはおこがましいけど…の、河野博子氏の書かれた「アメリカの原理主義」という新書です。早速、読んでみる。

 全米を飛び回っての現地取材と、草の根の人々に至るまでのインタビューの集積を基に執筆された、この現代アメリカ報告、職場は保守的で知られるメディアなのに、ご本人はいたってリベラルという姿勢は、大学院時代から全く変わっておられないと感じました。しょっぱなから、「イスラム原理主義者のテロ攻撃を受け、米国社会は、保守回帰を強めた」とばっさり切り、昨今の社会現象の底流には21世紀の「アメリカ原理主義」が見え隠れする、と、言い切ります。いよっ、ヒロコさん節、キター!(やんや、やんや)
 公立学校における「忠誠の誓い」や、アメリカにおけるキリスト教の影響、愛国心といった、私も普段から興味のある事柄を、ばっさばっさと切っていく調子には、爽快感すら覚えます。決して、馴染み易くもなければ、軽いトピックではありませんし、膨大な情報量が含まれていますが、流石は新聞記者さん、難しい文章で理屈をこね繰り回すのではなく、簡潔の歯切れいい文章で、さらりと読めてしまいました。

 もう一冊は、「とりぱん」です。読んでいると、白いふわふわしたものを集めてしまったり(私の場合は、アスペンの種だった)、堆肥作りに燃えたり、ミントを茂らせてしまったり、確かにこの作者さんは、私と同じようなことをしていて笑える。コロラドにいた頃なら、鳥の種類も豊富だったし、凍った車のフロントガラスをこそぎ落としたりしたなぁ、と、思い出して少しメランコリーになったり。不凍液っての、あれウソだよね。氷点下二十度くらいなったら、いきなり外気に触れた途端、凍るよ!

 一方、ここLA.たとえ隣家のハイビスカスが未だ満開であろうとも、うちのブーゲンビリアが真っ赤であろうとも、です。昼間はタンクトップでも、朝顔が咲いていても、秋だといえば秋なんです。 夏の間は、開店休業状態だった我が家のちっこい裏庭の餌箱にも、小鳥たちが訪ねて来るようになりました。いつもタムロしているのは、山鳩にすずめ。漫画にも「まずはご近所の皆さんを常連さんに」とあったし、まずは出足上々といえましょう。ステラーズジェイや、尾っぽの長いモッキングバードも、よく来ます。みな、粟ひえは嘴でぶっとばし、ひまわりの種だけを選って食べていくので、餌箱の下が雑草天国になってます(TT) よーするに、ひまわりの種だけ買って来りゃいいのね。はいはい、判りましたよ。今後そうさせていただきます。このグルメどもめ!

 山鳩などは、なんだかすっかり住み着いているようで、この間、玄関で座ってるんで、怪我でもしたのかと驚いた。近寄っても逃げる気配もないし、保護してASPCAに連絡をと、思って、手を出したら、何事も無かったように飛んで行きました。あんた、ちょっと神経図太過ぎないか?山鳩はよく、餌箱の下の草むらでもたむろしています。犬が通りかかっても知らん振り。鳩さんたちが大胆なのか、うちの犬たちが間抜けなのか。チップよ、あんた、一応は鳥猟犬だろ…(遠い目) そして猫は、出窓からそんな鳥たちを見て、カチカチ歯を鳴らし、「アタシ、欲求不満よっ!」と、ドッグフードをやけ食いしています。

 この漫画は、たとえ都会の真ん中に住んでいても、自然を「appreciate」する気持ちを教えてくれるような気がします。しっかし、こんなにお手軽に、日本の本が手に入っちゃうなんて、やっぱ凄いわ!
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by shiro_wani | 2007-11-03 16:48 | 本、映画